受験(仮面浪人)に役立つからと英語英文科に入学したもち子。
高校生の頃に通った日焼けサロンでは、将来を見据えて顔と乳首には日焼けどめクリームを塗るほどに先見性と合理性を持ち、根本的に真面目な性格であったため、「仮面浪人とはいえ高い学費を払っているのだからここで身につけかれるべきものは身につけるぞ」と、しっかりと授業を受け勉学に励み、英検準一級まで取得。
そんな中でフェミニズムやジェンダー論に出会い、「私はこの視点が欲しかった…!」と開眼。東京大学のゼミに潜ったりしながら、学部を受け直すのではなく大学院進学へとシフトチェンジ。大学院受験は東大も受験したけど歯が立たず、立教大学に拾われた。
留年含め3年の修士生活のうちに、フェミニズムの主張の届かなさやイメージの悪さに疲れ、本音と建前の難しさや世の中の変わりにくさに絶望し、食傷気味に。修士修了後は作家になりたいなんてことをぼんやりと考えながら、派遣社員でその日暮らしというか実家暮らしの生活を送る。どちらかというと悠々自適な実家暮らしでそこそこの独身貴族を謳歌しているうちに、東大卒の彼氏と結婚して神戸に引っ越し、そこからは子育ての日々。
赤子の世話に明け暮れ必死に子育てしているうちに、気がついたら「何者かになりたかったはずの自分」を意識下に押しやり、あらゆる葛藤を抱えつつも「母親」として生きている。そんな自分にもどかしさを感じながらも、途中で止まるわけにも行かず、走り続けるしかない感じ。

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